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三条琉瑠@秘姫堂のHP兼ブログ。BLEACHで弓受で徒然なるままに。 新旧十一番隊最愛。角弓・剣弓・鉄弓などパッションの赴くままに製作中。パラレルなども取り扱い中。 ※お願い※yahooなどのオンラインブックマークはご遠慮くださいませ。
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プロフィール
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三条琉瑠
性別:
非公開
自己紹介:
明太子の国在住の社会人。
小咄・小説を書きながら細々と地元イベントにサークル出していたり何だり。
弓受なら大概美味しく頂けます。



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今晩は。
何でこの部屋昼間涼しいのに夜暑いんだか。
部屋の風通りに不満を感じる三条です。

明日は曇りのち雨ということで、この雨の前の夜ってのが嫌ですね。
湿気多くて蒸すんだ。雨が降れば涼しくなるのに。
そんな明日は午後からちょっとお出かけします。
明後日は予報は雨ですが、朝から弓親の無病息災をお祈りに
太宰府天満宮までちょっくら行ってきます(真顔)

境内に飛梅あるし、お祈りしたら効果あると思うのよ…!
(菅原様に、学問の神様に謝れ)
お参りした後梅ヶ枝餅とぬれせんべい食べよう…

さて今日の更新は
【パステル・キャンディーは悪魔の囁き】ムツキさまリク角弓あまあま
の一本です。ちょいSな一角とツンツン時々デレな弓で
甘い空間をかもし出しております…!


■小説リクエスト受付お知らせ■
大河(妹)>剣ちゃんとやちで親子愛、了解。
心持甘めに仕上がりそうな予感。ゆくりと待ってね。
群青さま>関西風ダシ風味…料理ってことですか?
(略してハッピーエンドと言い私は鉄さんと弓に並んで
料理させるのが結構好きだったりします/笑)
お任せとのことでありがとうございます。楽しんで書きますので。

6月13日分、一件(大河分)リクエスト受付致しました。
(群青さまのは昨日すでにお預かりしておりますので)
リクエスト受付の方17日までとなっております。詳細はこちら

それでは今日はこの辺で。
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※開設二ヶ月記念企画リクエストにて
 ムツキさまよりリクエストいただきました「角弓あまあま」です。
 ご本人様に限りお持ち帰りOKです。




 【 パステル・キャンディーは悪魔の囁き 】


 ころん。
形を崩さないように慎重に、硝子瓶からプラスティックのケースに
ひとつずつソレを移していく。

「…ナニやってンだお前。つかソレ何だ?」
「ん。副隊長へのお土産」

 いつの間にか部屋に入ってきてた一角には声だけ返して。
 ころん。
鞠飴より真ん丸の一色飴が、透明な筒の中を抜けて
まだ空っぽに近い別の筒に入っていく。

「あー…そういやお前昨日現世行って来たンだったな。で、オイ」
「何?」
「俺への土産は?」

 ころん。
美味しそうな桃色の飴が、摘み上げた指先からケースの中に
転がり落ちていく。現世で見つけた色鮮やかな瓶入りの飴玉。
 後ろから覗き込むほど近寄っては物欲しげに見つめる一角に
さてどうしてやろうかと思いつつ、僕はふと思い当たった。

「…じゃあ、現世で見た面白い遊び教えてあげる」
「は?ンだよソレ」
「いいから…ピザ、って十回言ってみてよ」

 ころん。
落としても大丈夫なように、硝子瓶から丈夫なプラスティックに
パステルカラーというべき淡い色を纏った飴玉を移していく。
その後ろで面白くなさそうにしつつもぶつぶつと
二文字の言葉を唱える一角に、少しこみ上げる笑いを抑えて。

「ぴざ…十回言ったぜ?」
「じゃ、ココは?」

 間髪入れず、振り返って。
腕の真ん中に位置する大きな節を指差して、
にっこりと、聞いてみた。

「膝」

 即答。いっそ見事だよ一角。
堪えきれずに笑い出した僕に、一角は気づいた様子で。
みるみるうちに顔は怒りで赤くなって、眉が釣りあがって。
口の端がひくっと上がるのを見れば、僕はもう大笑いしてしまった。

「ッ…あははっ、一角、凄いよある意味…!」
「だーッ面白くねぇ!コレの何が遊びだっての!」
「だから、そうやってひっかける言葉遊びなんだよ…っはは…」

 目じりに浮かんだ涙を拭って一角を見れば、
納得いかなさそうに僕を睨んでいて。
だけど、ふ、と何か思いついた様子になって、
一角はとても面白そうに、ニヤ、と笑った。

「…いいぜ?そンじゃあコレから俺が出す遊びにも付き合えや」
「いいけど…何?」
「今のテメェのと同じだけどよ」
「あぁ、十回遊戯ね」

 生憎、言葉遊びで負ける気はない。
くすっと笑みを浮かべて見せれば、一角は益々
ニンマリと人相の悪い笑みを浮かべた。
 時間に置き忘れられた飴玉が、ころんと微かに転がる。

「『愛してる』って十回言えや」
「…?」

 そんな十回遊戯あったっけ?
僕は少し慎重深くなりながら、言霊のようにゆっくり唱え始める。
一回ごとに頷く一角を見つめながら、何度も唱えて。

「愛してる…愛してる……はい、十回言ったよ?」


「おう、お疲れさん。俺も愛してるぜ弓親?」


 きょとん、と。
僕の瞳が大きく見開いて、は?と言いたげに一角を見上げる。
やがて僕の頭はひとつの答えをはじき出して。
 ……はめられた?
そう思うと同時に、ぼっと耳まで熱くなるのが解った。

「ッ、ちょ、一角っ!!」
「いやーコレいい遊びだなぁ、っと。んじゃ俺稽古あるから」
「二度と帰ってくるな馬鹿ぁッ!!」

 たったかと逃げ出す一角の頭目掛けて、
飴玉をひとつ、全力で投げつける。
其れは当たることなく、ぱしっと手で受け止められて
すぐに、一角の口の中に消えた。

 甘ェ、と言いながら部屋から去ってしまった一角に
心の中で悪態をつきながら、僕は飴玉を再び移し始めた。

 ころん。

 …ダメだ。さっきの言葉が消えない。
あぁもう本当、何て悪魔の囁きを残して行くんだか。

 ころん。

 甘くて美味しくて、心の中に入り込んでは消えてくれない。
一角の『愛してる』が、溶け込んで消えてくれない。

 ころん。

 ……そしてその言葉を。
誰より喜んでいる僕も、パステルカラーの飴玉のように、甘い。


<キャンディーを誰よりも喜んだのは、だぁれ?>

二ヶ月記念リクエスト、ムツキさまより「角弓あまあま」でした!
一角はちょっとSなくらいが、そして弓はツンツン時々デレなくらいが
ちょうどいいと仰ってあったので、こんな感じの二人に仕立ててみましたが…!
本当、思った以上に甘くなってしまいました(笑)
リクエスト本当にありがとう御座いましたー!
今晩は。
………暑い(汗だら/一時間前まで低体温症状で震えてたのがナニを言うか)
いやそうではない。

今晩は。
弓ちはもし卍解までたどり着いたのなら回復系能力持っちゃえばいいよと思った三条です。
こー、緑色に仄光る孔雀の羽がぶわっとフィールド状になって、
そのフィールドの中で吸収/回復をスイッチできればいいと思う…!
弓自身の体をストックにして……!!(言うだけタダ!)

あ、自身で思い出した。
明け方朝5時に地震で目を覚ましました。
去年三月に震度6を経験した人間なので4程度は慌てませんが
それでも目は覚めて。「揺れた?」「結構長いよね」と。
でも朝起きなおしたら綺麗さっぱり忘れてました。
ニュースで見て思い出したくらいだよ…!!


■小説リクエスト受付お知らせ■
群青さま>
鉄さん賜りました!風味味付けはコチラにお任せということで宜しいでしょうか?
リク頂いた4人とも出せるようにがんばってみますので…!
鉄さん呼んだら出て来られちゃったんですね…!!(笑)

6月12日分、お一方リクエスト受け付けましたー。
今週中受け付けておりますので、要綱はコチラから。

では今日はこの辺でー。
毎月十一日は十一番隊の日!

……はい、言うだけタダですね(笑)
というわけで今晩は。
早速今日CDショップに予約に走った三条です!

みなさーん、既にご存知とは思いますが8月4日発売ですよ!
十一番隊四人(剣八・やちる・一角&弓親)で三曲のCDですよ!
ということを愛すべきネタ提供我が妹(剣やちスキー)に伝えましたところ

 『おいおいヂュエットかよ…
  やってくれるじゃねぇか週刊少年。』

との答えがメッセで返ってきました。
よし、一角と弓親の曲はヂュエットと呼ぼう!(笑)

そしてその後

三条『ヂュエットだよな。何だ、シュージとアキラか。

   私今ものすっごいイイツッコミ入れなかった!?w』


妹『「シー!おーれたちはー!!」とかいう場面が今浮かんだ。
  そうかい間に合わなくって一角はやられちまったかい。
  もしくはゆみちかがヤられちまtt(妨害電波』


三条『いやぁ非常に此方の心理を理解してくれている話で嬉しいよw
 しかし真剣問題、あの二人がヂュエットするとどの系統になるんだ。
 個人的にテニプリの柳沢&木更津デュエットが思い浮かんだんだが。
 真面目にテニスやってる歌詞&ラップ』


妹『どういうラップかわからんが

  昼メロっぽい内容じゃないかという言葉が今浮かんだのは神のお告げ


(以上、全て原文まま)

うん、お前最高!(笑)


いやぁどんな曲になるのか凄く楽しみですね!(にこにこ/笑)


さてまぁ其の話は一度妄想の片隅に追いやって。

■小説リクエスト受付お知らせ■
ムツキさん>
角弓あまあま受付致しました…!蕩けるほどの甘さ目指して頑張ります(笑)
セイさま>
えーと、『角弓前提で一角が恋次と入れ替わる』ネタの方受付ました!
面白そうですね入れ替わり…!そして修兵さんやっぱり出てきますか(笑)

11日分として上記お二方のリクエストを受付致しました。
今週中は受付中ですので、宜しければどうぞー。

それでは今日はこの辺で。
※角弓(?)鬱ダークな短文。
 微グロ。耐性のない方は読み飛ばし推奨。

 弓のエネルギー吸収は体質という考え前提。
 <MAD XXX>と同系列。



 ――どくん ――

「ッ、ぁ、は―――」

鼓動は胎動
人の殻食い破らんと羽瞬かす人喰い孔雀

 ――どく ん ――

「う――く―――」

脂汗が額に滲む
立つことすら難しく体はずるずると襖に沈んだ

 ―― ど くん ――


 紅イ月、隠レ鬼 】


手が震え 視界が紅く滲む
膝から下が己の体でないように  重い
重く だるく 動かすことすら侭為らぬ
嗚呼 其れを良しと 其処に付け込んで

 ――どく どく ん ――

鼓動の音が耳障りに五月蝿い
はぁと吐く息は荒く 喉が引き攣って痛い
いやだ やめて
願うばかりで躯の中 殻を突き破り羽は輝く


  もう いいかい  ?


「ッ、や、め――ろ――」

皮膚に食い込んだ爪は赤く
滲む血はじわりと服に染み込んで消えた
何をかもを喰らいたくなる衝動
嗚呼 殺人 殺意 其れと呼ぶことすら生温く


「――オイ?弓親?」

 ――どく ん ど くん ――

「やめ、て――いっかく、あっちいって――」

鼓動は早く鐘打ち
喉の奥じわりじわりとせり上がる 何か
既に汗は冷やこい其れに変わり
止まぬ眩暈 益々視界は紅くなる  血の如く

「――何言ってンだ。大丈夫か?」

 ――ど くん  どくん ――

「だいじょ、うぶ、だから、おねがい――」

空飾る紅イ月
人喰い孔雀の卵は生らば紅いのか
胎内の鼓動が月に呼ばれるように
嗚呼 益々 益々 早く強く打つ

「――本当に大丈夫かよ―入るぞ?」

 ――どく ん  どくん  ど くん ――

「っ、だめ、いまは、かえって――!!」

震えはいよいよ酷くなり
語る言葉は引き攣った喉を引っ掻いて
躊躇い 戸惑い 全て喰らうてしまうのか
じわり 羽一片 更に餌を求めて其の身を伸ばす


 ――どくん  どく ん  どくん  ど くん  どくん ――


   もう いいかい  ?


 嗚呼 其の囁きに堪える事は出来ずに

 牙向いた血肉色の羽瞬かせ

 人喰い孔雀はヒトの命欲す


<之が是かと問われれば壱つの可能性に過ぎぬ>

紅い月に調子を狂わされて、力を制御できない弓親。
其のときは無差別に喰らってしまおうとするから、
親しいヒトを傷つけぬように篭っていればいいと思うのです。
だけど構ってくる相手も居たりして、居て欲しいのに来ないでと。
そう引き攣りながら叫ぶしか出来ない時も、美しいと思うのです。
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