悪劇悲意
三条琉瑠@秘姫堂のHP兼ブログ。BLEACHで弓受で徒然なるままに。 新旧十一番隊最愛。角弓・剣弓・鉄弓などパッションの赴くままに製作中。パラレルなども取り扱い中。 ※お願い※yahooなどのオンラインブックマークはご遠慮くださいませ。
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HN:
三条琉瑠
性別:
非公開
自己紹介:
明太子の国在住の社会人。
小咄・小説を書きながら細々と地元イベントにサークル出していたり何だり。
弓受なら大概美味しく頂けます。
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<つきにむらくも はなにかぜ>
(04/11)
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2025/04/20 (Sun)
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六月四日・日記
2006/06/04 (Sun)
日記
数日開けちゃってすいませんー…(汗)
三日前にちょっと大事があり、再びお休みさせて頂いておりました。
明日からは、前のペースのようには行かないかもしれませんが
自分のペースでぽちぽちとお話を更新していこうと思います。
本日の更新はショートショート
【黄泉比良坂】(角弓(♀)←恋)
の一本です。
本当にショートの上に横恋慕でドロドロしててすいませ…orz
アレでナニでいかがわしいので本文格納しております。
また明日からちょこちょこ続き物やお題もこなしたいところ…!
寧ろ、寧ろいろんな方のHPにお邪魔したいところ…!(笑)
それでは短いですが今日の日記はこれにて。
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【黄泉比良坂】
2006/06/04 (Sun)
ショートストーリー
※角弓(♀)←恋の恋弓ショートショートです。
ちょっと普段のノリと違ってアレでナニでいかがわしいので格納対象。
ハッピーではないです。暗くてドロドロ。
「ッ……!」
がり、と。
首筋に噛みつかれ、柔らかな皮膚が傷つけられる微かな痛み。
組み敷かれ、抑えつけられ。それなのに。
「こんな、ッ…コト、して……ただで済むと、思ってるの…?」
涙を滲ませながら睨み付ける瞳は何処か儚げで。
上気した頬の紅みが、背徳も何もかも打ち消して艶めく。
――嗚呼、一度転がれば二度と止まらぬ。
【 黄泉比良坂 】
[続→]
五月二十八日・日記
2006/05/29 (Mon)
日記
たーだーいーまー!!!
はいっ今晩は!お久しぶりです!!いきなりテンション高くてゴメンなさい!!
十日ぶりのご無沙汰です皆様!たーだーいーまー!!(二回目)
まずは。
十日もの間留守にして申し訳御座いませんでした。
私病のお知らせを表記していたにも関わらず、停止期間中にも
沢山の方に訪れて頂いた事を本当に嬉しく思っております。
本日をもって正式な復帰のお知らせと、同時に停止期間中に
お越しいただいた皆様に、両手では足りぬほどの愛と感謝を述べさせていただきます。
WJもアニブリもきっちりチェックしてました…!
今日の更新にはひとつWJ関係ネタを入れてみました!
アニブリネタもありますので近日中に…!!
というわけで本日の更新は。
■ショートストーリー 1本(鉄弓)
■お題系 1本(角弓+ケイゴ)
■バトン (お題バトン。『剣弓+鉄弓』)
■拍手レス (停止期間中)
■オフライン活動 (今後のイベント参加予定)
になっております。
さて、もう明日のことは出来るだけ考えないようにして
ね!取り合えず燃え滾るパッションをぶつける所存で!
これからもお付き合いいただけますと嬉しいです。
三条琉瑠@悪劇悲意は、これからも弓受を貫いて
パッションのままに色々書き綴っていこうと思います。
五月十八日~二十八日・ぱちれす!
2006/05/28 (Sun)
拍手レス
長らくお休みいただいていた間にも
拍手沢山頂きまして本当に、本ッ当に有難う御座います!!
18日~昨日までのレスお返事になります!
愛と同時にもうむぎゅっと抱き締めて離さない拍手レス!
略してぱちれす!(略す気もないが愛す気はばっちりです/笑)
18日
宍戸さま>
こちらでは初めまして…!拍手レス遅くなって申し訳ありません!!
拍手レス感想ありがとうございます!!
レスはランダムで小咄を五つ散りばめております。
文字書きとして拍手までショートで楽しんでいただければ、と思った次第でございます…(照)
近日中に拍手お礼を更新予定ですので、宜しければまたお越しくださいませ!
群青さま>
拍手レス遅くなりまして本当に申し訳ありません!
リンク確認させて頂きました!本当に有難う御座います!!
うちには勿体ないような紹介文ありがとうございます…(照)
鉄さんは大人の漢として、ナイスガイ(ミドル?)に書き上げたい所存です…!
群青さまのブログにも参上させていただきますので…!
お話拝見しましたが、鉄さん、物凄くカッコイイですね!!
何というか、「あぁ自分もこんな鉄さんが書きたいー!」という感じです、
拍手本当に有難う御座いました!これからもカッコイイ鉄さんを書けるように頑張ります!
19日
4:27『大丈夫なのでしょうか…?~』の方>
ご心配頂き有難う御座います…!
正直全快とはいきませんが、診断書が一週間ですので
明日からはちょっと這って仕事行って来ます…!(苦笑)
ネットに復帰できる元気は出たので、是非ぜひまたメッセで
お話かけてやってくださいませー!!
セイさま>
温かいお言葉有難う御座います…!!
何年何ヶ月の積み重ねで出てきた症状なので、恐らく全快には
数ヶ月必要になるのですが…取り合えず今回はこれにて復帰することになりました。
セイさまもご無理されすぎずにお過ごしくださいませ…!
メッセージ有難う御座いました!
一発押しの方、拍手のみの方も本当に有難う御座いました!!
感謝しても感謝しきれません!激愛!!
< 彼岸花 >
2006/05/28 (Sun)
ショートストーリー
※鉄弓。シリアス。色々怖いこと書いてますが、
書いた本人が一番思ってます。「こうはなりませんように」
BGMはSound Horizonの『リヴァイアサン/終末を告げし獣』より『死刑執行』
あの人は太陽だ。灼熱の光に照らされれば最後、届かぬと知りながら追い求める。
あの子は月だ。太陽に恋いこがれ其の体いっぱいで光を受け止めて光り輝く。
彼は向日葵だ。太陽に焦がれ、太陽だけを追い求めて、空高く其の身を伸ばす。
「そしてね、鉄さん。僕はきっと」
他の花と共に咲くことを許されぬ、葉無し花無しの毒の花。
そう言って笑った僕の髪を、貴方の手が撫でた。
<
彼岸
花 >
季節外れの川岸に、彼岸花の茎だけが、寂しげに佇んでいた。
既に葉の時期も過ぎ、後は消え絶えてしまうだけの、哀しい姿。
近づいて手折ろうとすると、貴方の手が横から伸びて、僕の手を掴んだ。
「弓、悪戯に命を摘み取るようなことは、いかん」
「……解ってるよ…」
大人しく手を引き、小さく笑って見せた。
川岸に群れる葉無し花無しの茎が、五月の風に僅かにそよぐ。
「茎はひとつなのに、決して花と葉が共に在ることはない…何だか、哀しいね」
季節になれば紅一面に染まるのであろう川岸を、目を細め見遣る。
彼岸の頃に来れればよかったのに…そう思う僕の頬を、風が撫ぜた。
柔らかな風にはらりと揺れる髪を抑え、暫しの言葉のない空間に、佇む。
「………死人花、幽霊花、墓花…葬式花とも呼んだっけ…」
不吉を象る呼び名ばかりを並べ、また、小さく笑ってみせた。
僕の後ろに立つ貴方の姿を見ることなく、一歩、足を進めて。
振り返らずとも解る、平素の表情を浮かべてそれでも、心配そうに僕を見遣る姿。
「だからこそ僕は…彼岸花でありたいと、思う」
満面の笑み浮かべ振り返れば、虚をつかれたような貴方の顔。
その表情が少し可笑しくて、見たこともないような表情で…くすくす、と笑みを浮かべた。
大丈夫。貴方が心配するような思い悩みでは、今回は、ないから。
「例え他の花と共に咲くことを許されなくても…墓守の花で居られるのなら」
虚圏、破面、仮面の軍勢。
今まで見たことも出会ったこともないようなモノと、この先戦いは逃れられない。
例えばそれは、向日葵が枯れ朽ちてしまうかもしれない。
月が失せてしまうかもしれない。太陽すら…亡くしてしまうかもしれない。
きっと、沢山のモノを、たくさんの者を、殺して、殺されて。
だけど尚、其処に自分が在ることが許されるのなら。
「毒を孕み、悲しい思い出と一途な想いを抱いて、真っ紅に咲き続けたい」
其れでも凛と前を向き咲こう。
白彼岸を紅に染める血を浴び、全てを見届けて尚、生きていられるのならば。
後の時間は一刻残さず、傍に在り続けることだけを選ぼう。
「置き去られることも、独りにされることも、慣れているから…」
「…嘘でも、そがんことは言うな」
厳しさが乗った貴方の声に、眉を下げた。
一歩後ろに下がり、茎だけの彼岸花の中に立つ。
御免なさい、と小さく告げて――でも、と、僕は続ける。
「それは、全てが終わった後の話…もしも、置いていかれず、其の場所に居ることが出来たなら」
目を細め、其のことを”想像”する。
起こりえない未来――否、起こって欲しくない、仮想の未来。
ずる、と――胎内から、人喰い孔雀が、僅かに羽を瞬かせた。
仄緑の光が風のように立ち上り、其れと共に、茎が萎れ、枯れてゆく。
「どれか一つでも欠けたなら…全てを喰らって、僕も消える」
災厄も、敵も、何もかも。
護りたいモノ以外全てを喰らって、呑み込んで。
跡形もなく塵と化し、そして初夏に消える彼岸花の如く、僕自身も消えてしまおう。
「――考えたくなんてないけどね」
すぅ、と、仄緑の光を収め、自嘲を浮かべた。
風が、先程までと何ら変わりのないように、僕の頬を、枯れた茎を撫でる。
「…彼らと一緒に出たとして、一番弱いのは、僕だから……怖いんだ」
手をぐっと握りこむ。爪が、掌に食い込む感触がした。
弱くはない。だけど、彼らはもっと強い。足手纏いになるのは、死んでも嫌だ。
其れでも近くに居たい。隣に居たい。どうしようもないエゴで、頭がくらくらする。
だから、もし、其処に在ることが許されるのであれば。
「……其れが、僕なりの戦い方、だから」
毒を孕み、紅く、あかく咲こう。
「知っている貴方だから…知っていて欲しかった」
人喰い孔雀の本当の羽の色を知る貴方に。
そう告げると、貴方は僕の目の前に立って、やさしく、僕の頭を撫でた。
諌めるでもないその優しさに、僕はいつも甘えてしまって。
気づけば、身体を委ね、抱きついて、甘えていた。
「…雲になって、枯らせてしまえばえぇのにの」
「え…?」
「そんなら、おんしが彼岸花に成らんで済む」
頭の上から届いたぽつりと呟く言葉に、頬がかぁと熱くなるのが解った。
いつも貴方は、優しくて、温かくて。だから、つい甘えてしまって。
抱きついて顔を埋めた貴方の肌の暖かさに、心の中にあった冷たい思いが解けていく。
「……鉄さん」
「何じゃ」
「…見守ってて…傍にはもう居れないけど……」
浮かびそうになる涙を服の裾で拭い、ぎゅ、と、背中に回した手で服を掴んで。
だが、言葉は続くことなく、毀れる涙に混じって嗚咽だけが僅かに響いた。
色々なものが胸の中で交じり合い、言い表せない感情が浮かんでは消える。
そんな僕の頭を掌で優しく包んで、貴方は、一言。
「…次の彼岸には、皆で此処に花を見に来ようかの……えぇか、皆、で、じゃけぇ」
うん。
その短い一言すら発することも出来ずに、僕はただ、佇んで、腕の中、泣いていた。
其れこそ風に揺らされる彼岸花の茎のように。
<終>
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